サイドもバックも綺麗な柾目のハカランダですね・・・
さて、前回からの続きですが
YAMAHA L-31A('78)です。
こいつは凄いです、もの凄いですっ!!
とは言っても、最初の印象はそうでもなかったんですよ・・・実は・・・(^-^;
コレもK君の持ち物ですが
「YAMAHAに調整に出していた31Aが戻ってきました!凄いっすよ31A!びっくりしますよ!!」
と、聞かされてはいたものの、実際ケースから出して
K君に弾いてもらった所、最初にL-10を聞いた時ほどの驚きは無かったんです私・・・。
確かにサスティーンは良く伸びるし一音一音の粒立ちも凄くイイ!
それでいて、ジャカーンとストロークしても音がまとまってる!
確かにL-10より良いけど・・・ってのが正直なところ・・・。
で、借りていたL-10と入れ替わりで31Aを私に貸してくれたんですが
(あぁ、こんな良いギターを私なんぞに貸してくれるなんてK君ってば、恐いもの知らずね~っ!(笑))
K君が帰った後、和室で静かに31Aを弾いていると・・・!!??
「うんっ!?何か凄くイイぞ!何だか、いつまで鳴ってるんだ!?ってぐらい伸びるサスティーン
でも、ストロークすると歯切れが良い!えぇ~っ!どういう事っ!?」
もう、何だか弾くのが楽しくってしょうがないっ!!
でも、コレが31Aの凄さじゃなかったんです、こんなモンじゃなかったんですよこのギター・・・。
数日の間は、喜んで弾いていたんですけどね31A・・・。
気付いてしまったんです!!あることに・・・。
話は変わるんですが、私、ずっとFGを弾いていまして、ピックは一番柔らかいもの(SOFTとかTHINとか言われるもの)
を使っていたんです。ミディアムとかのピックでストロークするともう、音がグチャグチャになって弾いて(聞いて?)いられなかったからです。
実際、高校生の頃は「誰がミディアムとかハードとかのピックを使うんやろ?こんなん使うヤツおらんやろ!?」
と、本気で思っていましたから・・・。
いまから思うと、ギターのキャパが低かったんですね・・・。
で、話を31Aに戻しますと
ある日、いつものように気持ちよく弾いていて(もちろんピックはSOFTだよん)
う~~~ん、何か違う!手応えがないって言うか、もっともっと弾きたいっ!!もっともっと弾いてやればもっともっと鳴るのにっ!!
って気持ちになってきて、「ハッ!!w(゜o゜)w」と、気付いたんです!
ミディアムだっ!!w(゜o゜)w
手持ちのピックからミディアムを探し出し、弾いてみました・・・。
「おおおっっっ!!!これかぁ~~~~~~~っ!!!」
ガンガン弾くとガンガン鳴るっ!!スリーフィンガーやアルペジオでは粒立ちの綺麗な乾いた澄んだ音がする・・・。
「もっともっと弾いてくれれば、もっともっと鳴るよ!」ってギターが言ってたんだっ!!
もちろんこんなギターに出会ったのは初めて・・・。
しかも、「このギター凄いですよっ!!」て言われて聞かせてもらっても、
また、その場で少しばかり弾かせてもらったとしても、このギターの本当の凄さは私には分からなかったと思う・・・。
そう言った意味でも、私に暫くの間31Aを貸してくれていたK君には感謝感謝です。
凄く良い勉強、経験をさせていただきました。
あ、いや、まだまだ私なんぞではこのギターの”本当の凄さ”なんぞ分かってはいないんだろうと言うことは自覚しておりますよハイ!
私はこの後、L-6を弾く時にもミディアムを使っています。サムピックもハードです。昔はサムピックも削って薄くして使っていたんですよ(^-^;
L-6ぐらいだとミディアムでも何とか大丈夫ですが、やっぱりFGだと無理ですね・・・ストロークするともうむちゃくちゃです・・・(T_T)
しかしギターって凄いわぁ~っ!!面白いわぁ~~~っ!!
それもこれもK君のおかげ!有り難うK君(*^-^*)